産経新聞のネット版をぼやーっと見ていましたらこういう記事がありまして。



「情報社会に頭がついていかない」 堀江被告が心境を回答

ライブドアの証券取引法違反事件で、前社長の堀江貴文被告(33)=証券取引法違反の罪で起訴=が24日、保釈後の心境や自身の経営手法について、自筆の文書で報道各社に回答を寄せた。起訴事実をあらためて否認した上で、拘置所での生活について「人生を振り返る良い機会になった」などと言及した。保釈後に報道各社から出された質問書を受け、弁護士を通じて回答した。詳細は次の通り。

 --保釈を迎えた率直な感想は。拘置所生活はどんなものだったか。

 拘置所に入っている間は今までの暮らしと違い月日がゆっくりと過ぎていき、自分自身のこれまでの人生を振り返る良い機会になりました。いまだに外の暮らしに慣れてないのと情報から長期間遮断されていたのが急に情報化社会にほうり込まれたことから、頭がついていかない感じでとまどっています。

 --ライブドアの大株主として、今後の事業にどうかかわっていくのか。事業家としての新たなプランは。

 ライブドアの経営にかかわるつもりはありません。拘置所内での時間を使って新しい事業プランなどを考えましたが、当面は訴訟の準備に没頭する予定です。

 --(堀江被告の)経営手法は、世間的に「時価総額経営」と言われている。事件を受け、考えは変化したか。

 「時価総額経営」というものが、どういう意味を持っているのか、正確には分かりませんが、私としては、時価総額経営をしていたつもりはありません。私は経営者というものは、株式会社である以上は営業利益の拡大を目指すべきものと考えており、その考えは今回の事件の前後で変わるものではありません。諸行無常というのが私の人生観で、これまで今の瞬間を精いっぱい生きようと努めてきましたが、拘置所でゆっくり時間が過ぎていくのを感じ、今まで生き急いできたかなとも思うようになりました。この心境の変化が今後、私の経営に関する考え方に何らかの影響を与えるかもしれないと感じています。

 --宮内亮治被告らは起訴事実を認め、堀江被告の指示、了承があったと供述しているとされるが、ご自身の認識は。

 起訴事実は認めておりませんし、違法行為を指示、了承したつもりもありません

 --拘留生活を終え、いま一番やりたいことは。会いたい人、食べたいものは。

 「沈まぬ太陽」(山崎豊子著)を読み、保釈されるときが来たら、ぜひ亡くなられた方々の鎮魂のために(群馬県の)御巣鷹の尾根に登りたいと思っていたので、21日の日曜日に御巣鷹の尾根に登り参拝をしてきました。今後、機会を見つけて山に登りたいと思います。


で、

自分はこの一連のライブドア事件を、それほど信念を持って見守ってきたわけでもないので

こういう記事を見ると、「堀江、、、がんばって再起してくれ」とかつい思っちゃうんですね。

幸か不幸か株をどうこうする資金も時間も(強いて言うと一番にやる気が)ないので

損得勘定が働きません。


まあ「沈まぬ太陽」読んで御巣鷹山に登るのもどうかとは思いますが、、、。


時間たちまして、

仕事中、待ち時間があったので突っ立ったまま家から持ってきた読売新聞を眺めてましたら

こういう記事を見つけてしまいました。


堀江被告の保身嫌気、宮内被告が“決別”決意

 ライブドア事件で、証券取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載など)の罪に問われた同社前取締役・宮内亮治被告(38)が、前社長・堀江貴文被告(33)の関与を東京地検特捜部に供述したきっかけは、事件発覚後に堀江被告が見せた配慮に欠けた態度だったことが関係者の話で分かった。

 宮内被告が26日に東京地裁で開かれる初公判で、起訴事実を認める方針を固めたことも判明した。分離された裁判で堀江被告は無罪を主張しており、裁判で元トップと元ナンバー2が真っ向から対立する構図となる。

 関係者によると、宮内被告は、今年1月16日にライブドア本社などが捜索された直後には、ライブドアが上場廃止を免れるためにも堀江被告をかばおうと考えていた。そして、堀江被告ら幹部が集まり、捜査への対応を協議した会議で、宮内被告は「社長だけは守るべきだ。調べを受けたら、おれが全部決めたと言えばいい」と提案した。ところが、堀江被告は、宮内被告の心中を推し量る様子も見せず、「おれ何も知らないよね」と、自分の関与を否定する発言を繰り返したという。

 堀江被告に自己保身の姿勢を感じ取った宮内被告は、「堀江被告をかばうのはバカらしい」と、堀江被告との“決別”を決意。1月23日に特捜部に逮捕されて以降、こうした心境や堀江被告が一連の粉飾工作などに関与していた経緯を供述していた。宮内被告は26日の初公判で起訴事実を認めたうえで、ライブドアの2004年9月期連結決算で、自社株売却益を売り上げに不正計上したとされる点について、「当時は違法だと思っていなかった」と情状酌量を求めるとみられる。


なんとなく、想像すると想像できちゃいそうな図で少し笑えます。

実際のところ、堀江さんって人は賢いのかいじられキャラなのかわからんところがありますね。

宮内さんって人は聞くところによると元高校球児で、社内でも思いっきり体育系だったそうですから

組織に対する考え方がホリエモンとはまったく違う方向を向いていたんでしょうか。


新聞でちらっと見ただけですがホリエモンは香港で再起をはかるとか。

この宮内さんもこのままただでは転ばないつもりでしょう。


しかしこの先この二人はずっと袂を分かつのか?

それともこれは世間(と司法)を欺く為のパフォーマンスなのか?

なんかこれがこのまま見たまんまの関係だったら

子供のけんかみたいでちょっとほほえましいですね、、、

と書くのもなんか誤解を呼びそうなのでアレですが

率直に感想を述べると


「こいつらアホや、、、」


大学のサークル内部の揉め事を彷彿とさせる記事でした。

なんか懐かしい。