もう2,3週間前になるのでしょうか?

数年来担当をしていただいているヤナセの営業さんが

もうしわけなさそうに会社に事情を説明しに来たときは

ヴィータなど小型車が日本から撤退という話だったのですが。


GM傘下のドイツ車「オペル」は日本撤退


--年内に世界規模見直しの一環--
 経営不振に陥っている米ゼネラル・モーターズ(GM)のアントニオ・ザーラ日本法人社長は8日、傘下のドイツ車「オペル」の日本での輸入・販売を年内に終了すると発表した。
世界規模での経営見直しの一環で、直営店のほか、販売代理店のヤナセを通じた販売も打ち切る。1993年の日本での本格販売開始から14年で撤退することになる。
オペル車の日本での中心価格帯は200万円台と輸入車では比較的安く、96年に年間約3万台を販売した。ただ、人気車種の販売打ち切りなどで、2005年には1796台まで落ち込んでいた。
GMが乗用車ブランドを日本から撤退させるのは、01年の「サターン」以来。GMは昨秋以降、財務改善のため富士重工業、いすゞ自動車の保有株式すべてとスズキの一部株式を相次いで売却して資本戦略の見直しを進めている。
GMは、オペルについては今後、欧州市場のみに投入し、日本を含め、世界で販売する車種は収益性が高い「キャデラック」「サーブ」など4ブランドに絞る計画だ。GMとヤナセは、部品交換などのアフターサービスには万全を期すとしている。
(2006年5月9日 読売新聞)


結局のところ止めをさしたのは

親会社のGMの体力不足という

ところなのでしょうが


アメリカ企業らしいというかなんというか

この辺りの見切りの大胆さは見事というかなんというか。

こういうばたばたした撤退劇を見せなきゃならんってところに

なにか根本的な問題を感じちゃいます。


オペルの中でもヴィータシリーズは

小型車大好きな日本では結構な台数が出たそうです。

でも、世界一の小型車市場激戦区でシェアを確保するため

相当利益率の悪い価格設定を行ったそうで

最近では一台売るたびにしんどくなるような状態だったそうです。


ま、ヤナセさんの最初の目論見では

ヴィータで名前を売って、

そのあとベクトラだのアストラだのと

続いてくれれば、、、、と思っていたそうですが。


なかなかメーカー買いするところまでは

ブランドが浸透しなかった見たいです。


今年の最初にはもうすでに新型ヴィータの問い合わせが

結構きていたそうなので

いきなりの撤退でかなり事情説明に奔走してたそうですが、、、

今日の記事によるともうブランドごとサヨウナラってことなんですね。


どうなんでしょう?この先

自分としては、ここまで販売戦略が迷走しているGMのことですから

どこかでオペルごと手放すとか、

上層部の方針がまたころっと変わるとかで

数年したら日本に戻ってこないかなあ~っと思ったりもしているのですが。


当面、古巣ヨーロッパ方面は普通に販売していくみたいですから

並行輸入とかで少数は日本にも入ってくるんでしょうが

価格面で考えれば、本当に趣味くるま的な位置づけになっちゃうんだろうな。